米山の麓より

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<<   作成日時 : 2013/04/08 02:06   >>

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大毛無沢上部は広く穏やかで快適な場所だった







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途中の滝を避けるように左岸を辿って高度を下げていく
快適な沢は次第に狭くなっていき、やがて悪水川に合流
出合は沢が割れ始めていたので右岸を高巻いて下流へ





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当初の主目的は容雅山から北桑沢滑走
事前に自分の中で想定していた悪水川出合からの登りルートは以下の二通り
出合からすぐ下流の沢を少し登り、その先から派生する小尾根を辿って容雅山〜不動山の稜線に出るルート
またはその右手(北西側)の沢を詰めて、上記同様に主稜線を南へ辿って肩から山頂へ至るルート





どこから登るのかと前を行くK氏を追うと、更に南東側の尾根を登りに使う様子
彼はこの山域の事情に通じていて、今回も事前に相当研究していた事は間違いない
肩から山頂へ向かう尾根上の雪が割れていた事は自分も大毛無山頂から確認している





取付きから徐々に急傾斜へ変わっていく尾根は少々キツかった
途中から板を担いでツボ足で尾根上の平坦な場所まで登り上げた
周囲の風景は徐々に広がった





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細い尾根直下に続く雪を辿ろうと様子を探ってみたが、どうも気持ち悪い感じがした
僅かに屈曲している尾根の先は目視出来ないが雪が繋がっているような感じはある
ただ「何となく」気持ち悪い、直感的な感覚を信じてその先へは進まず尾根上のヤブに入った





短い区間ではあるが尾根上のヤブを通過するのは難儀した
ヤブ自体はどうという事は無いのだが担いでいる板が邪魔でなかなか進まない
悪戦苦闘の末に尾根上の更に少し上部にある平坦な場所へ辿り着いた





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その先は濃いヤブの急斜面になっていて辿るのは難しく、仮に通過出来たとしても時間は読めない
左手に広がる斜面をトラバースして雪の繋がっている沢地形の上部に出るのがよりベターな選択
しかし尾根直下の雪は状態があまり良くなく、安全に降りれそうな場所はあまりない





一番安全そうな箇所から一人ずつシールのまま広い沢地形へトラバース気味に降りた
あちこち割れてはいたが雪自体はそれほど不安定でもない感覚
1220台地方向を注視しつつ1058Pへ続く稜線に向かってキックターンを繰り返した





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数日前の空沢山のおかげかそれとも火事場の馬鹿力なのか
ここまで不思議なほど脚が軽い事に自分自身で驚いた
稜線に立つと美しい斜面の先に容雅山の東ピークと思われる山頂が見えた





振り返ると大毛無山は遥かに遠かった
容雅山東ピークから続く斜面はとても綺麗に見えた
容雅山の全容を見ようと稜線上を更に少し登る事を提案したが皆に却下された





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この時点で時刻は既に16時
大毛無山頂出発が13時だから少々無理のある計画ではあるが、
そんな事は最初から充分に承知している





澄川を明るいうちに渡りたい
そう話すK氏の心労は相当なものであろう
山頂を諦めてもなお安心とは言い切れない長い下山ルートが残っている





体感出来るほどに気温が下がっていく中、1120の稜線から北桑沢に滑り込んだ
自分の中ではイマイチな滑りだったが、そんな事はどうでもよかった
途中で振り返ると容雅山はあっという間に遠ざかり、僅かにその姿を変えていった





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標高差400m程の快適な沢は一旦狭くなり、雪原の河原に出ると広くなった
前方を見ながら前を行くK氏とほぼ同時に声を上げた
澄川にはしっかりとしたスノーブリッジがかかっていた





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澄川合流地点のブリッジを渡った先は高巻きを強いられた
しかしここまで来ればそれほど大変な箇所はあまり無い
777P下の平坦な台地に辿り着くと天国のような風景が待っていた





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台地上から仰ぎ見る大毛無山は遥か彼方だった
振り返る容雅山は白く美しい斜面を見せつけていた
導水管に沿って発電所まで降りる一年ぶりの斜面が妙に懐かしかった





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吊り橋を渡ってザックを降ろしたのがちょうど18時
空腹に行動食を補給して最後の僅かなシール歩行
急激に暗くなっていく空の下で林道を辿った





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小さなハプニングは最後まで続いたが、
無事に下山できれば全て楽しい思い出
強い印象と大きな宿題を背負って星空の車道に立った





車に乗ると街の灯りが眩しかった
数時間前とのギャップがあまりに激しく、精神的な切替に時間を要した
見慣れた街を通過したが、ハンドルを握っていて眠気を感じる事は無かった









長い旅も終わってしまえば短いものだ
辛い時間も終わってしまえば楽しいものだ












4月5日  大毛無山〜北桑沢BC


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
あきさん、こんばんわ。
1日で起こったとは思えないほど長いツアーでしたね。
丁寧なレポ共々、ご苦労様でした。

そして、いつもハプニングが尽きないツアーに同行頂いて感謝です。
来年は矢代の隠れた名山”粟立山”に行きましょう。
これに懲りずに、また機会がありましたらよろしくお願いします。
吉田
URL
2013/04/08 20:51
吉田さん こんばんは。

いろいろありましたねぇ‥。
天候にも恵まれて楽しい一日になりました。
本当にお疲れさまでした。

お誘い頂けるならどこでもいいですよ(笑
こちらこそよろしくお願いいたします。
あき
2013/04/08 22:28

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