米山の麓より

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zoom RSS ★ 立山  【2011年5月24日】

<<   作成日時 : 2011/05/25 00:47   >>

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その夜は雨だった







トンネルだらけの高速道路を西へ向かった
インターを降りて山へ向かう道は二年ぶり
静かな駐車場で雨音を聞きながら眠りについた





雨は朝まで降り続いた様子
小雨の中で準備をしていると次第に明るくなっていく空模様
静かな駅前広場に熊鈴の音が響いた





往復きっぷを購入して構内に入るとアナウンスが流れた
「室堂行きのバスは降雪のため運転を休止しております‥」
改札口広場は運転開始を待つ人々で賑わい始めた





アルペンルート富山側の運行は1時間半ほど遅れて開始された
満員のバスは初夏の雰囲気が漂う美女平を離れ高度を上げていく
車窓の風景は徐々に変わっていき、やがて雪壁だけとなった





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見渡せば一面の雪景色、見上げれば抜けるような青空
室堂ターミナル周辺は予想通りの強風が吹いていた
シーズン終盤とは思えないような光景だった





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時刻は既に10時
日帰りでは行動時間に制約がある
とりあえず予定通りに一ノ越を目指す事にした




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夜間に降ったであろう新雪は数十センチほど
深いところで50センチくらいはある
春の重い新雪を踏みながら時折吹き荒れる強風に耐えた





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板を担ぎツボ足で登るパーティは苦戦していた
時々腰まで埋まりながらラッセルを続けていた
この日は予想外の降雪に戸惑っている人が多かった





トラバースを終え、やや急な斜面を登りきると一ノ越山荘
いつの間にか風は弱まっていた
その先には北アルプス南部の峰々がスッキリと姿を見せていた





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ザックを降ろして休憩しながら当初考えていた計画を白紙に戻した
締まったザラメの上に重い新雪が一気に数十センチ
斜度のある場所はリスクが高い





第一、この雪質ではマトモに滑れない
時間と体力、天候と雪質が揃うことは稀





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雄山へ向かう数人を横目に広く緩やかな御山谷へ滑り込んだ
板にまとわりつくような深く重い雪質で、予想通り何度か転倒
5月下旬に雪に埋もれて起き上がるのに苦労するとは





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一ノ越へのプチラッセルを終えると心地よい風が吹き抜けた
再びシールをはずして周囲の様子を見ながら適当に滑降
深く考えずにブル道まで降りて室堂山荘まで登り返す事にした





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山荘から更に室堂山方向へ登り返し、ふと一ノ越方向を振り返った
雄山山頂付近から発生した表層雪崩が風景の一部を変えていた
それは少し前に滑った斜面のすぐ近くだった





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最後のターンはターミナルへ向かって続くシュカブラだらけの緩斜面
学生の団体で賑わうターミナル前でザックを降ろしてゆっくりと休憩した
心地よい疲労感と多くの課題を背負って室堂を後にした





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ウトウトしている間にバスは美女平に到着した
ケーブルカーを降りると薄曇りの空が広がっていた
周囲に見える山々は青かった













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