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zoom RSS ★ 鳥海山 (象潟口)  【2011年5月18日】

<<   作成日時 : 2011/05/20 01:22   >>

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ゲート開門の時間まであと30分ほど






周囲は鮮やかな緑に覆われ、春というより初夏の雰囲気
準備を整えていると後方に一台、また一台と車が並び始める
風も無い穏やかな気候でウェアの選択が悩ましい





ゲートは8時ちょうどに開けられた
九十九折の車道は新緑の中を縫うように続いている
やがて道路脇に残雪を見るようになり、次第に壁となっていく





鳥海ブルーラインは数日前に県境付近の通行が可能になったばかり
鉾立の駐車場に止まっていた車は数台
板をザックにつけて歩き出すところで準備中の登山者に声をかけられた





「スキーならもう少し山形県側からの方がいいよ」
「途中で雪が繋がっているかどうかがよく判らなくて‥」
「大丈夫。 数日前に自分も滑ってきたばかりだから」





一般登山道を登りながら下山ルートを検討するつもりだった
車道からは上部の様子がよく判らなかったので少し安心した
板を付けたザックを担ぎ、予定通りに登山道を歩き始めた





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(奈曽渓谷と白糸の滝  その上部雪原はこの後に歩くルート)
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(奈曽渓谷下流方面と遠方に秋田県側海岸線)
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(登山道右側に見える大斜面が帰りのルート)
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雪原の上に乗るとホッとした
シール歩行で緩やかな沢状地形を快適に進み、やがて賽ノ河原付近を通過
山頂を目指すのは時間的に厳しいが、それでも御浜神社までの最短ルートを辿った





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(このルートお馴染みの稲倉岳  北面(反対側)に良い斜面がある)
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今の時期に気になるのは雪がどこで繋がっているのかという事
ここは顕著な尾根やピークが少ないので全体を見渡せる場所があまりない
絶えず周囲の様子を気にしながら徐々に高度を上げていった





(御浜神社)
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遠方に月山の優美な姿を眺めながら鳥海湖を見下ろして休憩
風もあまりなく静かな時間が過ぎて行く
山中で見かけたのは登山者数人、スキーヤー数人ほど





(鳥海湖右奥に鍋森  左奥に月山森  遠方に月山)
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扇子森を巻こうと思ったら雪は途中で途切れていた
数メートルのヤブ漕ぎで登山道に戻り更に東へ向かった
これほど周囲の様子をじっくりと観察した事はないかもしれない





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(鍋森の奥に山形県側海岸線)
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(右手に御浜小屋 左に鍋森  左奥に笙ヶ岳)
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扇子森の周囲には手頃な良い斜面が広がっていた
シールをはずして鞍部までひと滑りしてから小ピークを巻いた
再び雪の上に立つと外輪山が近くに迫っていた





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装備が重すぎた事もありペースがなかなか上がらない
千蛇谷を滑ってみたかったが次回の宿題とした
外輪山の端から蛇石流に沿って延びる広い尾根上にラインを描いた





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七五三掛付近の地形や様子を確認してから外輪山尾根へ続く斜面をツボ足で直登
雪の状態も良く斜度変化も少ない良い斜面が続いていた
雪が切れる稜線直下数メートル地点に板をデポし、登山道が通る外輪山稜線に上がった





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周囲は穏やかな雰囲気だが空気は思いのほか冷たい
慌ててグローブを付けて短い食事休憩
更に上の文殊岳西側直下は急な片斜面となっていてちょっと難しそうだった





遥か遠くに見える場所に目標地点を定めた
どのあたりから鳥海湖へ登り返すかがポイントだが今ひとつ実感が無い
途中で様子を見ながらルートを決める事にして滑降の準備を始めた





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滑り始めると目測通りにフラットで広大な斜面が続いていた
雪質も良く、最高の時間だった
目標としていた地点はあっという間に近づいてきた





サラッとこなせるかと思っていた谷は近づいてみるとかなり大きな谷だった
目標地点までは降りずに蛇石流へ滑り込み、鳥海湖直下の斜面をトラバース
適当な地点で板を担いでツボ足で登り返した





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(鳥海湖はまだ真っ白)
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板を担いだまま鳥海湖畔の平坦な雪面を西へ向かった
外輪山の稜線上とは違ってとても暑かった
正面の急斜面もキックステップで直登した





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笙ヶ岳から続く稜線に出てやや西へ下った
稜線南側の雪はクラックだらけであまり良い状態ではなかった
夏道分岐地点で僅かに木道を歩き北西側の雪原に出て休憩した





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ここからは緩やかな斜面を車道まで滑り降りるだけ
先行者のシュプールを参考にしながら日本海に向かって雪を繋いだ
板の走りがいい極上のザラメ雪は車道脇までずっと続いていた





(滑降中は写真がありません‥)



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再び板をザックに付けてガードレールを跨いだ
雪解けの水音と柔らかい日差しが心地良かった
時折車が通り過ぎていく車道脇をのんびりと北へ向かった





鉾立駐車場に戻り、車を走らせた
再び山形県側に戻り大平山荘で入浴
いつかはここに泊まって早朝に出発したいと思った





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車道を下っていくと車窓に映る季節は一気に進む
新緑の淡い色はすぐに深い色へと変わっていく
やがて鮮やかな花々が目を引くようになると下界は近い





フロントウインドウ越しの月山とバックミラーに映る鳥海山
再び日本海に沿って南下する頃になると夕陽が山々を染め始める
見慣れた風景が妙に心地良かった







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