米山の麓より

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zoom RSS ★残雪の雨飾山@ 【2008年5月6日】

<<   作成日時 : 2008/05/09 01:59   >>

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GW最終日は思わぬ晴天に恵まれた





道の駅で目を覚まし、再びハンドルを握る
まだ残雪豊富な山々を眺めながら新緑の中を走り抜ける
多くのカメラマンが三脚を構えているのを横目に登山口へ向かった





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晴天の休日にも関わらず駐車場にとまっていたのは僅か数台
やっぱりまだ厳しい時期なのか
準備をして大海川沿いの雪原を歩いていった





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昨夜は雨が降った様子
滑りやすい締まった雪面は容易にストックを受け入れない
尾根への取り付き地点ですぐに駐車場へ引き返した





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雪の状態を考慮して重装備モードに切り替えた
10本爪アイゼンとピッケルを持ち、再び歩き出す
夏道も見えていたが用心するに越したことはない





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急坂を登っていくといかにも迷いそうなブナ林が広がっている
この時季は道に迷って途中で引き返す方も多いとの事
地図とコンパスと高度計、それに夏道の記憶を頼りに歩いていった





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急坂を登りながら振り返ると高妻山、乙妻山が姿を見せ始める
初めてここを歩いた時は眺める山々がどこの山だかわからなかった
久しぶりに歩く小谷コースには登山を始めた頃の思い出があちこちに残っていた





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たまに見つける明瞭なトレースは途切れがち
古いトレースがあちこちにあって紛らわしい
今日の先行者は一人か二人の様子





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右手に金山を眺めながら小さな沢状の地形をトラバースしていく
ブナ林を抜けると左手には無木立の大斜面が広がっている





上部を見上げて小さな人影を確認
あんなところを登る人がいるなんて‥





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やっぱりスキーを持ってくるべきだった
しかし私にはこの斜面を颯爽と抜けていけるほどの技術はない
左手の斜面を眺めながら北へ向かって小尾根を越えていった





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尾根を乗越すと荒菅沢の雄大な風景が広がる
その静かな空間に足を踏み出した時、
天を突く岩峰群を目にして少し怖くなった





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夏道沿いに歩く先行者が一人いるのは間違いない
その真新しいトレースに勇気付けられながらトラバース気味に下降
とその時、足元が谷方向へ引っ張られた





数メートル下まで滑落したがたまたま伸びていた木につかまって事無きを得た
その木がなかったら数十メートル下まで止まらなかっただろう
傾斜は次第に緩やかになってはいたが、落ちるのはやっぱり嫌なものだ





表面は柔らかいザラメ状だが少し下は固く締まっている様子
こんな雪の状況ではもっと神経質にならないといけない
持っていたストックをピッケルに持ち替えて慎重に歩き出した





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上部に注意しながら広い荒菅沢を足早に通り過ぎる
対岸の尾根へ登る数本の古いトレースはあちこちへ向かっていた
夏道よりやや左側(沢の上流側)に向かいながら尾根へと登った





意外と急な斜面に苦戦しながらも尾根の上まで到達
緩み始めのこの雪質はかなり難易度が高い
緩むか締まるかどちらか一方ならもう少し登り易いだろう





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尾根に上がってしまえば夏道に沿って登るだけ
次第に傾斜を増す尾根を登っていくと時々夏道も現れる
振り返れば焼山が徐々に姿を見せ始める





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静かな沢に突然雷鳴が響いた
どこかでブロックが落ちた様子
その乾いた音はその後も耳を離れなかった





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急坂を登りながら白黒の世界にカタクリを見た
山ではそう珍しくない花だがここではとても可憐に見えた
鮮やかな色を見たのは後にも先にもこの時だけだった





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アイゼンを付けたまま岩場、梯子を通過
その先で私を待っていたのは壁のような雪の斜面だった





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先行者のトレースは雪壁を登って更に山頂へ向かっていた
そのトレースの主はその時ちょうど壁を降りてくるところだった





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表面はザラメ状で滑りやすくアテにするとあっという間に滑ってしまうような雪の状態
いくら深く蹴り込んでも締まった部分に入るのはつま先ほど
登るのはそんなに難しくはないが、ここを通らなければ下山できない





降りてきた方が途中で数メートル滑ってかろうじて止まった
その様子を目の前で見ているのも嫌なものだ
(画像はかなり下まで降りてきた時のものです)





足元は6本爪、手には一本のストックだけ‥
私がその装備ならここで引き返しているだろう
無事に下まで降りるとザックを降ろして一言
「いやー怖かったー 死ぬかと思った」





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話を聞けばかなりベテランの様子
しかし仮に朝の雪が締まっていたとしても下山時のこの状況は想像できたはず





トレースのお礼を告げて急斜面に取り付いた
斜度が45度以上である事は間違いない





ピッケルを打ち込む手に力が入る
蹴り込む足先が少しでも浅いと体重を乗せられない
落ち着いて時間をかけてゆっくりと上部へ向かった








続く





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