米山の麓より

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zoom RSS ★立山再訪  【2008年4月17日】

<<   作成日時 : 2008/04/18 00:54   >>

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前走車のテールランプを左に見送りながら夜の高速道路を西へ向かう



26本のトンネルを抜けると道は海沿いを離れ南へ向かっていく
昼間なら散居集落と田園風景を眺められるエリアも夜はちょっとさびしい道
遠くに夜景が見えてくると目的のインターチェンジが近い



対向車もいない山間の道を走っていくと暗闇に駅舎の明かりが浮かんでくる
自宅を出て2時間ほどで見慣れた駐車場に到着する
時刻は1時‥ 目覚ましをセットしてシュラフにもぐり込んだ



車中泊なんて久しぶりだ
駐車場の明かりが少し気になると思っていたら、静かな夜はすぐに終わった
始発の電車がホームに滑り込む頃、駐車場は多くの車で賑わってきた



始発のケーブルカーは長蛇の列‥混雑を嫌って次発の切符を買った
全線開通の日に訪れたのは二度目だが、今回もテレビクルーが多い
テレビカメラの前で窓の外を眺めながら「すごーい、すごーい」を連発する女性‥
そのハイテンションぶりにちょっと引いてしまった



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美女平では高原バスが増発されていた
手荷物料金300円を支払い、ほぼ満員のバスに揺られて室堂へ向かう
毎回同じ内容の車内アナウンスはほどよい子守唄だ



薄曇の空は徐々に雪で遮られて小さくなっていった
雪の壁は一番高い箇所で16メートルとの事
室堂が近づにつれて次第に視界が悪くなってきた



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天候はあまりよくないがとりあえず階段を登ってターミナルを出た
風が強かったのか一昨年の同日とは違って雪面はガリガリになっている
視界もあまりよくない様子‥歩いている人の姿も少ない



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実はこの日に合わせて休日をとっていた
予定の一ノ越へは向かわずに浄土山と室堂山の間のコルへ向かう
一昨日にできた靴擦れが痛い


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同じ方向へ向かって登るボーダーが数名確認できる
雪面はガリガリ部分と重めで薄いパウダーのまだら模様
徐々に高度を上げると後方に見えていたターミナルが降り始めた雪に霞む



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風雪は徐々に激しくなり、あまりいい状況ではない
稜線を前に傾斜が少し落ち着いた地点で戻る事にした
斜度はともかく、まだらな雪質を滑る自信もない



強風の中で滑降の準備をするのは意外に大変
モルゲで教わった事がここで役に立った



滑り出してみると目の前の雪面状況ばかりに気をとられてうまくターンができない
2、3度コケたが、開き直って少し遠くを見るようにしたら少しはマシになった
視界がよくないとはいえ、広大な斜面に滑り出す瞬間は空を飛ぶようだった



あっという間に下まで来たが、天候が悪いせいか登り返す気になれなかった
トボトボとターミナルを通り過ぎ、みくりが池温泉へ滑り降りた
屋内の自販機で暖かいミルクティーを飲み干したら少し元気が出た



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夏道に沿って滑ったり歩いたりしながら雷鳥荘へ向かった
何度か訪れた場所だがスキーヤーの目で斜面を眺めるのは初めての事
変化の多い斜面は多くの課題を私に投げかけているようだった



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今日は人の気配がない
雷鳥沢方面へは向かわずにターミナルへ戻る事にした
天候もよくないし、空腹で足も痛い‥ 登り返しは辛そうだ



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記念撮影で賑わっている人々の横を通り抜けてターミナルビルに戻る
中に入ると平日とは思えないほど多くの観光客でごった返していた
朝と違う満員電車のような状況に驚き、外国語が飛び交う様子に戸惑った



時刻はまだお昼過ぎ
ザックとスキーにヘルメットなんて姿は他に見ない
「どこを滑ってきたの?」「雪質はどうだった?」‥



疲れを感じて空腹を抱えたまま美女平行きのバスに乗ってしまった
ウトウトしている間に雪は雨に変わっていた
満員電車のようなケーブルカーを降りてそのままレストランに向かった



なんだか逃げてきたみたいだ‥
にしんそばを飲み込んで駅舎を後にする
車に乗り込み路肩に並ぶバスの隙間から公道に出た



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天候は仕方ない
とりあえず「聖地」の片隅にシュプールを刻む事もできた
でもどこかスッキリしないのはなぜだろう



車窓から見えるサクラはまだ散ってはいなかった
帰路の途中で車を降りた時、山では感じなかった寒さが身にしみた






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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは〜
うわぁ〜立山!!今、丁度新田次郎の「剱岳・点の記」を読んでいる最中なので、わくわくして、読ませていただきました。
山登りかと思いましたが、そうですよね・・この時期まだ山歩きはできないですね。(^^ゞ
スキーは雪が降っても、当たり前のような気もしますが、流石、テレビでも毎年話題になる立山の雪の壁、誰にでも登れる山だけあって、雪降りより混雑の方が、残念でしたね
私事で恐縮ですが、主人の転勤先がこの近くのようで、先週帰ってきた時に、勤め先で立山に近いことを実感した!今年こそは、ひとりでも剱岳に登ってくるぞ!と言ってました。
今年からは、とうとう私は置いてきぼりになりそうです。(^_^;)
でも、せめて大日岳くらいは登りたいなぁ・・
つれづれ
2008/04/19 01:16
こんにちわ^^
立山行かれたんですね〜。私はスキーはできませんが、雪の大谷一度は見てみたいものです。スゴイんだろうなぁ〜♪スノーシュー遊びの方もおられるのですね?やっぱり混雑の立山・・に脱帽です。

>つれづれさん(←あきさんすみませんm(__)m)
私も購入から数年間本棚で眠っていた「剱岳・点の記」を先月読み終えたところです。昨年立山〜大日を歩いたのでいづれ剱岳へも行ってみたいですね^^大日もよかった〜^^
ふくし
2008/04/19 11:58
つれづれさま こんばんは

一昨年も全線開通の日に行ったんですよ ワカンを履いて一ノ越まで往復してきたのですが(強風で雄山までは行けなかった)、その時にスキーやボードで雄大な斜面を滑降する姿を目の当たりにしてとても驚きました こんな世界があるんだなと‥ とても羨ましく思ったものです

あれからちょうど二年が経ちました あの日の思いを叶えたいと思っていましたが、今回はご覧のような天候だったので次の機会を楽しみにしたいと思います 全線開通の日にこだわっているわけではないのですが、この日は私にとって別の意味でも特別な日なんですよ

剱岳‥ 数ある山の中でもやっぱり特別な存在だと感じます お二人で登れるといいですね 昨年登ったばかりですが、私もいずれまたあの頂に立ちたいと思っています
あき
2008/04/20 21:37
ふくし様 こんばんは

雪国に暮らす人々にとって「雪の壁」なんて珍しくはないですが、ここの雪壁の規模はハンパじゃないですよ 除雪の技術に感心してしまいます いろいろな雪遊びができるのでぜひこの季節にも行ってみてくださいね 混雑が大変ですが‥

映画化が決まっているとの事で「剱岳・点の記」については私もとても興味を持っています 私はまだ読んでいませんがそのうちに‥

大日岳はもちろんですが、この山域の他の山々へもぜひ登ってみたいですね〜
あき
2008/04/20 22:03
BCデビュー&立山初日出撃とはアクティブですね〜。
これからが本番の時期なんでお互い楽しみましょう!
お気楽
2008/04/23 00:44
お気楽さま こんばんは

実は前々から全線開通のこの日に照準を合わせていたんです とりあえず道具も揃ったし膝の状態も悪くはないので行ってみようかと‥ 天候は残念でしたが、私のような初心者にとっては「次」につながる貴重な経験になったと思います ゲレンデと違って山はやっぱり落ち着きますね

本番となるGW、私は東北方面を予定してます 怪我などしないよう注意して楽しんできます お互い天候に恵まれるといいですね
あき
2008/04/23 23:53
あきさん、Topの写真は勿論ご本人ですね!
格好いいです!
今年の20歩の成果・・・大満足の事でしょう。そして来年は更に飛躍を!
目標は常に上へ・・・。楽しいですよ!
やまとそば
2008/04/25 00:38
やまとそば様 こんばんは

写っているのは山での最初の滑降を前にちょっと緊張気味な私です(後姿でスミマセン) これは思い出に残る一枚です

課題ばかりが残った4ヵ月間でしたが、新しい世界への入口に立てた事はとても嬉しく思っています まだまだ「初心者」の域を出てませんが‥ 残り少ない今シーズンを怪我の無いよう過ごしたいと思います 来季はぜひ「初級者」の仲間入りをしたいですね〜
あき
2008/04/26 00:58

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